TAK's Diary(仮)

アメリカ留学から帰国中にブログ開始。8月までは本の感想を主に雑記。

米澤穂信「リカーシブル」、冲方丁「もらい泣き」を読了して。

 米澤穂信「リカーシブル」

リカーシブル (新潮文庫)

リカーシブル (新潮文庫)

 

米澤穂信作品である「リカーシブル」を読了。前の記事で書いた「破壊された男」を読了後すぐに、読み始めて徹夜で読み終えた。久しぶりの米澤作品ということで、若干楽しみだった。米澤氏は私のお気に入りの作家の一人である。米澤さんにピンとこないかたは、アニメ化されて有名にもなった「氷菓」シリーズを原作者といえばわかる人も増えるだろう。私の中では「ボトルネック」が一番好きで、結構友人にも勧めた記憶がある。今回読んでボトルネックを持ってるはずだったので探してみたがなく、よくよく思い出してみたら友達に貸したままだったの気がついた。後で連絡してみよう。ボトルネックと比べてみると今回の「リカーシブル」は少し期待外れだったかもしれない。主人公の年齢が中学一年生の女の子だったのだけれど、この年でそんなこと思うかねと思うぐらい大人びてみえる。舞台も地方の比較的閉鎖的な町なので、終始どんよりとした空気が漂ってる。青春ミステリというジャンルに当てはまるようだが、もっと青春的な空気が欲しかった。結末もあまり好きではなかった。

 

ボトルネック (新潮文庫)

ボトルネック (新潮文庫)

 

 

 冲方丁「もらい泣き」

もらい泣き (集英社文庫)

もらい泣き (集英社文庫)

 

 

「リカーシブル」読了後は、冲方丁氏の「もらい泣き」読了。冲方さんの本は今回これで初めてで、本当は「光圀伝」か「天地明察」読みたかったのだが、図書館では貸し出されてた。仕方なしだが、冲方作品が初めてということもあり、読みやすい短編集であるこの本を取ってみた。小説すばるで連載されていたものを短編集としてまとめたもので、全体のトピックとしては題名「もらい泣き」通り、泣かせる話がまとめられている。一つひとつの話が原稿用紙5枚くらいらしいので、すぐ読めてしまうのが良い。自分自身、小説を読んで泣いてしまうのもすごい久しぶりだったのではないか。最後に泣いたのはいつだったか。何の作品だったか。まぁいい。この短編連載は3年ほど続いたようだがその連載している間に東日本大震災が起きている。後半はそのことに触れている作品もある。もちろん泣ける話もあるが笑える話もある。読んでか分かったけれど、表紙の女の子がそれを表しているのかもね。